肺の病気
- 2021/05/07
- 16:57
肺の病気
1.肺の役割
肺は環境の影響をよく受ける
たばこと喫煙
肺の病気の症状
2.肺の病気
間質性肺炎
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
非結核性抗酸菌症

肺は環境の影響をよく受ける
人は一分間に約8リットル,一日でおよそ12,000リットル(300リットル冷蔵庫40台分)の空気の出し入れをして生きています。この大量の空気の出入りがあるために肺は環境の影響をすぐ受けます。空中に浮かんでいるウイルス、細菌、そして粉じんや化学物質が呼吸器を通して体内に入り込みます。また、肺は空気中から血液中に酸素を取り入れる臓器なので、血液の出入りもあります。
空気と血液の接点で起こるあらゆる病気が発症するのです。
感染、炎症、アレルギー、免疫異常、有害物質による障害、腫瘍など。
一見肺とは無関係の病気でも血液を介して肺に合併症を起こすことがあります。
たばこと喫煙
環境の中でもっとも肺に影響を及ぼすのがたばこの煙です。
この世にたばこが存在しなければ呼吸器の病気の3分の1はなくなると言われています。
肺の病気の症状
肺の病気は多彩ですが症状は似ています。
咳、痰、血痰、喘鳴(息をするたびぜーぜーすること)、発熱、胸痛、呼吸困難(息切れ)が主な症状です。
血痰は結核や癌のサインと思われがちですが、気管支炎でも起こります。
「炎」と言う言葉について
肺炎や気管支炎というように病名には、臓器の名称に「炎」と言う言葉を組み合わせたものが数多くあります。
炎とは炎症ということです。
炎症とは「原因を問わず赤く腫れている状態」と解釈するとわかりやすいです。
炎症はウイルスや細菌などの感染だけで起こるわけではありません。 打撲などのけがでも起こりますし,アレルギー,免疫の異常,腫瘍でも起こります。
肺炎は肺が赤く腫れ上がっている状態とイメージしていただければよいと思います。
炎症の強さは血液中のCRPと呼ばれる物質の量や赤沈(血沈)と呼ばれる検査、白血球の数などで測定します。
肺の病気
店頭で相談が増えている肺の病気は間質性肺炎や慢性閉塞性肺疾患、非結核性抗酸菌症です。
間質性肺炎
肺は肺胞という小さな袋がたくさん集まってできています。
間質性肺炎はこの肺胞の壁の正常構造が壊れて肺が硬くなる病気です。人は肺胞の壁を通して酸素を取り込んでいますが、この壁が硬く、厚くなるために酸素を取り込みにくくなり、息切れや呼吸困難という症状を引き起こします。
肺炎という名前はつきますが、細菌感染などにより起こる一般的な肺炎とは別の病気です。原因は様々で、膠原病やアレルギー性のものもありますが、原因不明のことも多いです。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
タバコの煙を主とする有害物質を長期に吸入したことが原因で、喫煙者の15~20%がCOPDを発症します。有害物質の通り道である気管が炎症を起こし狭くなったり、肺胞が壊れて呼吸の効率が悪くなる病気です。一度悪くなると自然に改善することはありません。
進行性でゆっくりと肺胞が破壊されていくので本人は気づきにくく、気づいたころには重症化ということもあります。風邪をひいたことにより急激に症状が悪化することもあります。
非結核性抗酸菌症
非結核性抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌による感染症で、土や水などの環境中に存在する菌です。結核菌とは異なり、人から人へは感染しません。中高年の女性に多く、初期では無症状のことも多いのです。
この病気と診断されると内服治療を行うのですが、少なくとも薬は1年~2年服用する必要があります。菌が完全に消えてしまうことは稀ですが、症状を改善することは可能です。
一筋縄では改善しないことが多い肺の病気ですが、漢方の組み合わせで症状改善や、進行を抑えることができます。
●ご相談はご来店、お電話、ホームページ内メール、LINEでお待ちしています。
●ご来店でのご相談の場合はゆっくりとお話をお聞きしたいのでお電話でのご予約をお願いいたします。
●勉強会に出席等で不定休、営業時間変更の場合もございますのでHP等でご確認ください。
ホームページはこちらからどうぞ
お買い物はこちらから

1.肺の役割
肺は環境の影響をよく受ける
たばこと喫煙
肺の病気の症状
2.肺の病気
間質性肺炎
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
非結核性抗酸菌症

肺は環境の影響をよく受ける
人は一分間に約8リットル,一日でおよそ12,000リットル(300リットル冷蔵庫40台分)の空気の出し入れをして生きています。この大量の空気の出入りがあるために肺は環境の影響をすぐ受けます。空中に浮かんでいるウイルス、細菌、そして粉じんや化学物質が呼吸器を通して体内に入り込みます。また、肺は空気中から血液中に酸素を取り入れる臓器なので、血液の出入りもあります。
空気と血液の接点で起こるあらゆる病気が発症するのです。
感染、炎症、アレルギー、免疫異常、有害物質による障害、腫瘍など。
一見肺とは無関係の病気でも血液を介して肺に合併症を起こすことがあります。
たばこと喫煙
環境の中でもっとも肺に影響を及ぼすのがたばこの煙です。
この世にたばこが存在しなければ呼吸器の病気の3分の1はなくなると言われています。
肺の病気の症状
肺の病気は多彩ですが症状は似ています。
咳、痰、血痰、喘鳴(息をするたびぜーぜーすること)、発熱、胸痛、呼吸困難(息切れ)が主な症状です。
血痰は結核や癌のサインと思われがちですが、気管支炎でも起こります。
「炎」と言う言葉について
肺炎や気管支炎というように病名には、臓器の名称に「炎」と言う言葉を組み合わせたものが数多くあります。
炎とは炎症ということです。
炎症とは「原因を問わず赤く腫れている状態」と解釈するとわかりやすいです。
炎症はウイルスや細菌などの感染だけで起こるわけではありません。 打撲などのけがでも起こりますし,アレルギー,免疫の異常,腫瘍でも起こります。
肺炎は肺が赤く腫れ上がっている状態とイメージしていただければよいと思います。
炎症の強さは血液中のCRPと呼ばれる物質の量や赤沈(血沈)と呼ばれる検査、白血球の数などで測定します。
肺の病気
店頭で相談が増えている肺の病気は間質性肺炎や慢性閉塞性肺疾患、非結核性抗酸菌症です。
間質性肺炎
肺は肺胞という小さな袋がたくさん集まってできています。
間質性肺炎はこの肺胞の壁の正常構造が壊れて肺が硬くなる病気です。人は肺胞の壁を通して酸素を取り込んでいますが、この壁が硬く、厚くなるために酸素を取り込みにくくなり、息切れや呼吸困難という症状を引き起こします。
肺炎という名前はつきますが、細菌感染などにより起こる一般的な肺炎とは別の病気です。原因は様々で、膠原病やアレルギー性のものもありますが、原因不明のことも多いです。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
タバコの煙を主とする有害物質を長期に吸入したことが原因で、喫煙者の15~20%がCOPDを発症します。有害物質の通り道である気管が炎症を起こし狭くなったり、肺胞が壊れて呼吸の効率が悪くなる病気です。一度悪くなると自然に改善することはありません。
進行性でゆっくりと肺胞が破壊されていくので本人は気づきにくく、気づいたころには重症化ということもあります。風邪をひいたことにより急激に症状が悪化することもあります。
非結核性抗酸菌症
非結核性抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌による感染症で、土や水などの環境中に存在する菌です。結核菌とは異なり、人から人へは感染しません。中高年の女性に多く、初期では無症状のことも多いのです。
この病気と診断されると内服治療を行うのですが、少なくとも薬は1年~2年服用する必要があります。菌が完全に消えてしまうことは稀ですが、症状を改善することは可能です。
一筋縄では改善しないことが多い肺の病気ですが、漢方の組み合わせで症状改善や、進行を抑えることができます。
●ご相談はご来店、お電話、ホームページ内メール、LINEでお待ちしています。
●ご来店でのご相談の場合はゆっくりとお話をお聞きしたいのでお電話でのご予約をお願いいたします。
●勉強会に出席等で不定休、営業時間変更の場合もございますのでHP等でご確認ください。



- 関連記事