間質性肺炎の治療方法

　特発性肺線維症の場合は、線維化を抑制する抗線維薬（ピルフェニドン、ニンテダニブ）を使います。
完全治癒は難しく、進行抑制が目標となります。
また、進行抑制だけでなく、急性増悪をさせないことも非常に重要な目標です。

そのために年単位で臨床経過を見る必要があります。
抗線維薬には、食欲不振、胃部不快感、光線過敏症、下痢などの副作用があり、服用は主治医の先生とよく相談することが大切です。

特発性肺線維症以外の間質性肺炎の場合は、ステロイド剤や免疫抑制剤などが使われます。
軽症の場合や進行が見られない場合は、経過観察をすることもあります。

若くて重篤な場合は、肺移植を検討される場合もあります。

病気が進行してしまい呼吸で酸素を十分に取り込めない場合には在宅酸素療法をします。
在宅酸素療法とは日常生活で酸素を吸入する療法です。







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